2024.9.22
本日は佐賀県有田町にございます九州陶磁文化館にて只今開催されております
瀬川竹生コレクション寄贈記念・特別企画展
「江戸大皿百」~躍動する青の世界~
展を見に行ってまいりました。

静岡県は沼津市の稀代の大皿コレクター、故瀬川竹生氏が集められたコレクションが
100枚寄贈されました事を記念して企画された本展には、有田焼の初期時代~幕末に
至るまで時代を反映した大皿達が120点一挙公開すると言う、なんとも豪華で華やか
な内容の展示会でした!

展示内容には江戸時代の当時の大皿が使われたであろうハレの日の
宴席料理を再現した展示など、往時の有田焼の繁栄と活躍を伺わせる
素晴らしい内容でした。


また、有田焼の華でもあります
欧州の王侯貴族たちへ向けた海外輸出品の大皿の数々や


これぞ日本美術の真骨頂とも呼べる、斬新な構図とまるで現代のグラフィックアートにも通ずるような
高度で洗練されたデザインには今の我々職人にも頭が下がるような先人たちの偉業に、
知らずと感謝の畏敬の念を抱かずにはいられない素晴らしい仕事の数々でした!



と言う事で内容盛りだくさんのこの大皿展、
焼き物に関心をお持ちの方はもちろん、アートや日本の文化、
そして有田の歴史や江戸時代に興味のおありの方達には持って来い
の特別企画展、これから秋を満喫するためのお出かけ先の一つ
として是非、候補に入れて見られてみてはいかがでしょうか?(^.^)
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